音盤を抱いて溺死しろ!

公開日: : 最終更新日:2012/02/14 Diary

(この記事は、一昨日の「問おう。貴方が私の原盤(マスター)か?」の致命的な誤読を訂正するためのものです。はじめに一昨日の記事と、そこからリンクされている元記事を必ずお読みください)

音盤が捨てられる

あとで冨田さんに真意を尋ねてみる、と言った舌の根も乾かぬうちに――というのはこの場合誤用になるが。

ともかく昨日、高校生は、音楽CDのことをなんと呼ぶか?話の出所である冨田明宏氏id:tomitaakihiroにオフラインでお会いする機会があった。秋葉原駅の電気街口改札前で、しばし立ち話。あの記事はいったい?

端的に申し上げると。

彼が本来問題にしたかったのは、

回覧が終了したら、そのCDはポイ。

もうパソコンに取り込んだから、不要なのです。

の部分だったのだそうだ。これは比喩表現ではなく、ひととおりmp3変換が終わると、本当に「マスター」であるCDは廃棄されてしまうらしい。英語でabandonと書くところの、あの廃棄である。

そらあ衝撃受けるわ。ぼくだって!

昨日の記事へのブックマークコメントで、ぼくは「もうちょっと元記事に即した話をするなら、ビックリマンチョコからシールだけ抜き取ってお菓子を食べずに捨てる、みたいな」と書いた。まさにそういう話だったのだ、と冨田氏も同意した。

なんてこった!

昨日の午前の段階で、唯一冨田氏の言わんとすることを正しく読み取ったブックマークコメントを残していたのはid:Midas氏だった。

# 2008年10月23日 Midas Midas 購入したマスターをも捨てる消費文化になった。デジタルコピーは結局いつでも買い戻せる。人は捨てる快楽を発見した。捨て忘れ買い戻し懐かしむ文化になった。「捨ててかねばならない」と小室哲哉も十年前に言ってる

これは書き直されたあとのコメント。はじめは、「違う。マスターの音盤が捨てられるようになったという話。数年前から、ゴミ捨て場横のリサイクルコーナーでJ-POPのCDを大量に見かけるようになった。売ればいいのにと思ったが、もう慣れた」という趣旨の内容だった。記憶を頼りに書いたので、細かい表現は異なるだろうけど。

恐れ入りました。

と同時に、ぼくの誤読により「なぜこんな当たり前のことで騒いでいるのだろう?」と一部の方に思わせてしまった冨田氏やいちる氏に多大なご迷惑をおかけしたことを、深くお詫び申し上げます。

ちなみに――

冨田氏ご自身は「音盤フェチ」と自称するほどのマニアで、高校生のころからすでにバイトしてはレコードやCDを買いあさっていたのだそうだ。

それも、周囲でカセットにダビングしたり、カセットを貸し借りしたりしているクラスメイトたちとはまったく音楽の趣味が合わないばかりか、彼の好みは当時レンタルには出回らなかったようなジャンルの洋楽なので、自然、購入するしかなかったとのこと。

この音楽熱が嵩じるあまり、1998年にはロンドンへ音楽留学してしまったような御仁なので、(ここだけは)ぼくの読みどおり、われわれとはまったく目線が違っていたわけだ。

また、冨田氏はこうも指摘した。

やはり音楽マニアであるいちる氏もまた、冨田氏の話を伺ったときに「マスター」のほうにばかり衝撃を受け、そこに力点を置いてフォントいじりを行なってしまったのではないか。一方、「音盤が捨てられる」というほうは、もうまったく発想の埒外にあったので、自ら綴りながらもスルーしてしまったのではないか―ーと。

おそらくそれはわれわれも同様だろう。いちる氏の記事のブックマークでは、音盤が捨てられることに反応したコメントもあるもののいまいち反応が弱く、大きく強調された「マスター」への反応や、CDを購入することの意義を問うもののほうが多い。

まして、トラックバックを送っている派生記事になると、ぼく自身も含めてほとんどが、過去や現在の高校生の音楽視聴環境を問題にしてしまっている。ぼくの記事へもトラックバックを送ってくださっている方には、結果的にミスリーディングになってしまったかもしれない。改めてお詫びしたい。

もちろん、派生議論は必ずしも、元記事の言わんとすることから出発しなければならないわけじゃないんだけど。

パッケージには価値があるのか?――声優アーティストCDの場合

ほとんど唯一、「パッケージの所有欲」を根拠にCDをポイすることへの違和感を表明したのは、id:gonoverdrive氏の記事だった。ぼくと冨田氏も、立ち話をしつつその話に及んだ。

音楽CDはハードカバー説 – GP通信annex

ジャケットやライナーノーツなどもDLやWebで閲覧できればおkでは?という考え方もありますが、パッケージとして所有したい欲求もあるんだよなあ。

例えば:

  • 印刷物の紙はどんなの使ってるのか
  • 梱包
  • 盤面のデザイン
  • 帯*3

などなど、ジャケやライナー以外のクリエイティブに対して興味があるし、そのあたりのクリエイティブ全体を価値判断として評価している部分があるからなんだと思う。逆にCDなしでDL販売だけの作品だったらそれはそれでいいのでデータを買うと思うんだけどね。

ぼく自身、去年似たような記事を書いた。ほとんど注目されなかったけど。

楽曲だけを購入する寂しさ/気に入ったら☆でお金を払おう

商品としての音楽メディアには古来「ジャケット芸」というものが存在するのはご存知のとおりで、ビートルズのホワイトアルバムなんてCD化されたときにもアナログ盤ジャケットの味わい深さがないと言われたものだが、ダウンロード販売で楽曲だけ手に入れては味わいもヘッタクレもない(中略)。Blankey Jet Cityというか浅井健一は変態的な紙ジャケが大好きだし、ゆらゆら帝国のCDなんてあのアングラ臭バリバリのアートワークに価値の半分くらいがある。や、まあ、そんなもんが好きなのは音楽マニアかお布施感覚で投資するコアなファンだけだろうよと言われればそれまでなんだけど、ファックCD! 音楽配信最高! という声が高まり続けてどんどんそういう流れになっていくと、「ジャケット芸」の肩身が狭くなって、オルタナティヴがないから文句言いつつCD買っていたようなライトリスナーの目に触れる機会も減る。それはもったいないと思う。

自分で書いたとおり、パッケージまで含めて好きなのは、もはやコアなファンくらいのものだろう。彼らは楽曲だけではなく、アーティスト自身に価値を見出しているのだ。

これについては、非常に面白い例がある。記事にしようと思いながら、2ヶ月近く放置していたものだ。

田村ゆかりという、現在トップクラスの人気を誇るアイドル声優(自称17歳)がいる。通称ゆかりん。

芸暦は12年目を迎えており、近年の大人気アニメ『魔法少女リリカルなのは』シリーズの主人公・高町なのはを3シリーズにわたって演じたほか、主役級のキャラを年間数作務める実力の持ち主。歌手活動も行なっていて、今年3月には声優で3人目となる単独武道館ライヴを開催した。『涼宮ハルヒの憂鬱』のヒット前後から増加したライト層を含め、比較的若いアニメファン・声優ファンから絶大な人気を集めている。

そんな彼女の14枚目となるシングル『バンビーノ・バンビーナ』が、さる8月27日にリリースされた。約4年ぶりのノンタイアップなのだが、そのDVD付き初回限定盤(1,680円)のジャケットがとんでもないことになっていたのだ。以下にご紹介する。

f:id:y_arim:20081024044059j:image:h400

ご覧のとおり、異様にごつい。

f:id:y_arim:20081024033958j:image:h400

2月に出た6枚目のオリジナルアルバム『十六夜の月、カナリアの恋。』初回限定盤と比較しても遜色ない大きさ。本当にシングルなのか?

f:id:y_arim:20081024034042j:image:h400

一般的な、アルバムサイズの透明プラスチック製ケースを用いたCDシングルと比較。それぞれ厚みが倍は違う。

f:id:y_arim:20081024034234j:image:h400

さらに、一般的な透明プラスチック製ケースを用いたマキシシングルも加えてみた。『バンビーノ・バンビーナ』がどれほど破格の大きさかおわかりいただけるだろう。

f:id:y_arim:20081024035414j:image:h400

スリーブを取り去ると、中からさらにデジパック(台紙にCDトレイを貼りつけたCDケース)が現われる。

f:id:y_arim:20081024041139j:image:h400

しかもPVを収録したDVDが付属しているため、三面構成となっている。

f:id:y_arim:20081024041714j:image:h400

左から、歌詞カード収納部分・CDトレイ部分・DVDトレイ部分。

f:id:y_arim:20081024041855j:image:h400

表はゆかりんのポートレート三連発。壮観と言うほかない。

f:id:y_arim:20081024042003j:image:h400

歌詞カードまで三面構成である。しかも紙質は非常によい。もちろん印刷も。

f:id:y_arim:20081024050019j:image:h400

歌詞カードを広げて表を見せた状態。その上はデジパックの表面、さらに上にはスリーブの裏面。こうして並べると最大7枚(合計8枚)のゆかりんポートレートが同時に拝めることになる。スリーブ・デジパック・歌詞カードの3つが並べられている時点でCDシングルとしては常軌を逸しているが、ゆかりんが7人分ずらりと並ぶともはやトリップしそうになる。

この、通常のシングルの5割増し近い値段の、豪華すぎる初回盤の売り上げが大半を占めたと思われるリリース初週の順位は――

なんと12位。初動は約1.8万枚だったという。

こんなふうにして、もはや止めようもないCD不況のなか、声優アーティストCDやアニソンCDが相対的に好調な売れ行きを示すのだ。CDの音源以外のパッケージに金払う価値はあるのか? などという議論が馬鹿馬鹿しくさえなる。

冨田氏が仰るには、実際、ジャケットを豪華にしたときのほうが売り上げはよいらしい。

一般曲では紙ジャケのように、レコードを思わせるようなシンプルなパッケージが見直されつつあるのだが、声優アーティストCDはその真逆を行っているのだ。たしかに、楽曲そのものよりもアーティスト本人を希求するひとが強いジャンルならば、付加価値を高めたほうがCDは売れやすい。

これは、CDの売り上げが落ち続け、デジタルデータに取って代わられていく状況の、ひとつの解決策なのかもしれない。延命策という気も大いにするけども。

そして……

最終的にぼくと冨田氏は、音盤サイコウ! 音盤捨てるやつなんかポイポイのポイだ! という共通見解に達した。JRの改札の前で何やってんだか。

その傍らに、穏やかな笑みを浮かべつつ二人を見守る、帽子を深くかぶって眼鏡をかけた青年の姿があった。

彼の名は、滝本竜彦。

『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』『NHKにようこそ!』などで知られる、ひきこもり小説家である。

(2本目の記事につづく)


バンビーノ・バンビーナ(初回限定盤)(DVD付)

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十六夜の月、カナリアの恋。(初回限定盤)(DVD付)

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Tomorrow(初回限定盤)(DVD付)

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Comment

  1. yukky2001 より:

    「需要の価格弾力性」ですね。

  2. NANASI より:

    CDが捨てられるという現象は音楽のデジタルデータ普及黎明期における
    若者のカジュアルな消費傾向のひとつなんだと思います
    ですがカジュアル故に長続きはしないと思います
    しかる後に原盤自体の価値が見直される時代がやってくると思いますよ

  3. Midas より:

    あのねぇ
    まず何故「マスター」と高校生が呼んでるかを考えるべき
    ↑名付けは常に文化に対するある種の抵抗である
    つまり
    自分たちを取り巻く世界は「大文字の他者を廃棄して成り立ってる社会ではないか?」という彼らの疑問や不安がある

    最初はその話をしようと思ったのだがどうやら全然パーだったので諦め書きかえた
    それと
    これを「所有欲」の切り口から解くのも問題ありまくり
    ↑必ず「今の若者は…」的な話に堕ちる
    むしろこれは
    幾つかある生産の概念の内の大文字の他者
    であるとこの
    消費の生産
    ↑このアングルから考えるべき

  4. NANASI より:

    若者の話をしているんですから、それは今の若者の
    消費傾向がこうである、との結論になるに決まってますよ
    メディアは時代毎に移り変わり、それと同時にその時代の若者が
    自分等に都合よく消費していくという形なだけだと思いますし
    その一例がコピーしたら原盤は不要という若者なりの
    カジュアルな消費だというだけの話かと

  5. Midas より:

    ↑「全く最近の若者は…」という話はギリシャ時代から語られてきたほど凡庸な手法である
    と私は述べてる
    気楽でいいなw

  6. なまえ より:

    原版を捨てるってのは、ちゃんとリサーチした上での発言かい?
    金のない高校生なら、中古屋に売るってのが相場だろ。

    高校生だけじゃなく、一般人は音質なんてMP3で十分だし
    アニメやアイドルみたいな「曲そのもの」以外の付加価値を
    見出せないものについては、他メディアにデータをコピー
    さえすれば、原版なんて不要だもんなあ。

    かつてウォークマンが流行りだした頃、ウォークマンで音楽を聴く
    連中を指して阿久悠さんが言ったそうだよ、「音楽は聴くものではなく
    耳に打ち込む“点滴”になってしまった」って。

    なるほど点滴は必要でも、点滴の容器なんて不要だわな。

  7. angmar より:

    ↑↑廃棄というのは単に表現であって、実際にゴミ箱行きにするか売り払うかは、ここの話ではあまり重要でないのでは。
    まあ実際には売る方が多いと思うけれども、18歳未満の場合中古ショップの買取にも保護者同意書が必要だったりすることもあるので、面倒だから捨てるって可能性もアリとは思う。


    オタクの心性について言うならば「対象にお金を払う」ことに快楽を感じる種類の人種ということも大きいのでは。
    もちろんそこで「付加価値があれば嬉しい」のも当然だと思うけれども、付加価値の多寡で購入を決める人ばかりではないと思うし、y_arim氏ほどジャケットに愛着を持っている人も多いわけではないと思う。
    「未開封であること」にこだわりを持つ人ならば、上記のゆかりんのCD等も、このようなジャケ構造になっているなんて知らなかった、ということも多いと思う。

  8. y_arim より:

    いやほんとに、売りもせずに捨ててるっていう話なんだってば。
    先にレスしとくけど。ただ、
    > 18歳未満の場合中古ショップの買取にも保護者同意書が必要だったりすることもあるので、面倒だから捨てるって可能性もアリ
    これはありそうな気がする。それなら誰か顔見知りの個人にでも売ってしまえと思うんだけど、そもそも誰も音盤なんてほしがらないからこの有様なのか。

    未開封で所持することにこだわりを持つ人も当然いるけれど、そういうひとはたいてい聴くための盤も含めて複数購入しているのでまた違う話になってくると思う。
    あ、しかし、CDは未開封で持っておいて、音源はネットでmp3で手に入れるなんていう話も聞いたことがある気がする、以前。

  9. angmar より:

    > そもそも誰も音盤なんてほしがらないからこの有様なのか。

    確かに中古市場でも供給飽和してる可能性はあるなあと(買取拒否とか)。
    ゆかりんはともかくあゆとかなら特に。
    あとは買った本人はそのアーティストのファンなので、中古市場で出回るよりは新譜が売れた方がいいと思っているとか(知り合いにコピらせる分は別腹)。
    アニメCDとかだと恥ずかしいっていうのもありかな。

    合理性のみで考えるならば、捨てられる生き方のほうが楽だし利口だし、若い人はそういう賢い生き方を選択するようになってきてるんだなあと素直に思えるし、そうした世界で物自体の保有へのこだわりを捨てられないのは病気というか呪いのようなものだと思うしそうして呪縛された人間がソフトビジネスの将来性を考えるのは難しいと思わされもする。

    > あ、しかし、CDは未開封で持っておいて、音源はネットでmp3で手に入れるなんていう話も聞いたことがある気がする、以前。

    いや、正にブコメではそういうことを書いていたりして。

  10. NANASI より:

    若者にとっては音楽自体を享受する事より
    学校の仲間でその音楽の話題を共有できる事の方が重要なんだと思います
    だから資金力の乏しい若年にとって原盤自体(ジャケットやブックレットを含めた)の話題はしにくい傾向にあるかと思います。
    若年にとって原盤は全体からしたら少数しか買えないので、あのジャケットは良かった、レーベルの印刷が良かったなどの
    音楽以外の付加価値は共有できないんですね、持ってる人が少ないわけですから
    それよりも、音楽データならば複数人に容易且つ大量に共有できるでしょうから
    コミュニケーションツールとしては優秀なのでしょう

  11. なまえ より:

    >だから資金力の乏しい若年にとって原盤自体(ジャケットやブックレットを含めた)の話題はしにくい傾向にあるかと思います。

    いや「楽しめるもの」があふれてる多くの若者にとっては
    そんな細かいところに価値を見出す必要性がないんだと思う。
    ビックリマンのチョコを味わう子供だって少数派だったでしょ?

  12. NANASI より:

    >なまえ
    あなたの意見もその通りだと思いますが
    それが全てではなく、私の意見もあなたの意見も所詮は
    統計もなにもない単なる想像から出た仮説ですよ
    どちらが正しいかはデータを取ってみない事にはわかりませんよ

  13. たろ より:

    若い人らにパソコンやCDプレイヤーを持ってない人が増えてるから、1回mp3化したらファン以外にとってはCDに価値無いわなー

    マスターって言葉で、大昔(25年ぐらい前)にPCゲームで同じような事があったのを思い出したよ
    一人が買うと友人らにまわしてダブルカセットデッキでダビングすんだよね
    お金はみんなで出したりしてたけど、あの当時の著作権的にどうだったんだろうなぁ
    小学生だから覚えてねぇ・・・
    あとから音楽を上書きダビングしたりで結局消しちゃうんだけどね

    音楽もCDで聞いてるうちはアナログ的価値があった(実際にはデジタルデータなのにそう思われてた?)けど、~.mp3というファイルというデジタルデータとして目に見える、認識できてしまったことで、ついに当時のゲームと同じになったんだね

    アナログ的価値ってなんだろうと考えると、つきつめると、箱でもジャケットでも盤面でも特典でもなくて、自分にとっての誰が歌ってるか?なのかねぇ

  14. angmar より:

    > NANASIさん
    > 若年にとって原盤は全体からしたら少数しか買えないので、あのジャケットは良かった、レーベルの印刷が良かったなどの音楽以外の付加価値は共有できないんですね、持ってる人が少ないわけですから

    これの前の記事では「そもそもCDを買わないでデータだけコピーする文化はレンタルが出始めた頃からあった」と言われていますしや上記の冨田氏のエピソードでも「音楽の趣味が友人と合わなかったので自分で買うしかなかった」とあります。
    つまり、CDを買う人が少ない、という状況は昔からあったわけで、当然ジャケットに対する話題だって昔から共有されてなかったはずなんですよ。
    それでもy_arim氏や冨田氏はジャケットに愛着を持っていたし、逆に今の若い人はそこに執着しない、ってところの変遷が眼目でしょう。
    必ずしもコミュニケーションツールとなるから愛着を持つというわけではないと思います。

  15. NANASI より:

    若年層のコピーが昔からあったのは事実でしょうけど
    mp3普及後からはそれが更に加速されたのだと思いますよ
    mp3は旧来のメディアに比べて遥かに扱いが容易で、記録する媒体も随時準備する必要もありません
    パソコンだけあれば済むという点で(インターネットが当たり前になった時代ですので大抵持っている)メディアを準備し交換の必要があるCD、MDプレイヤーよりも扱いが便利なんです
    これにより昔より容易に共有する事が可能になりコミュニケーションツールとして
    以前よりも優れていると想像したわけです
    その上で原盤自体の価値の話になります。以前もコピーはされていたが
    つまり今ほど原盤が無価値ではない、買わなければならないメディアだったのでしょう
    買わなければならない故に持っている人数も今より多く
    原盤からの付加価値でのコミュニケーションも今より成立したかもしれません

  16. NANASI より:

    なぜ売りもせず不要になるかを考えたとき
    やはり原盤自体の必要性がデータだけではなく、その付加価値からも不要になったと見るべきでしょう
    使い道があるなら廃棄したりしませんよ。原盤からの付加価値すらも不要となった背景を想像すると
    付加価値自体に興味がない(コレクター欲求が無いなど)、或いは付加価値の使い道がない(付加価値がコミュニケーションツールにならないなど)
    が考えられます。後者についてはデジタルデータでのコピーが標準になった時代の弊害でもありますね
    原盤が一つあれば済む故に、原盤を持っていてもその付加価値で他人とは共有できないとなります

  17. なまえ より:

    コピーする時の利便性もmp3が普及したあたりから、加速度的に上がっている点も見逃せない。

    昔は「コピーのコピー」は劣化が激しかった。
    だからコピーを欲する人は、原版からコピーするのが当たり前だった。
    コポーをする人は大抵が、一度は原版に触れていたんだ。

    それがデジタルコピーが可能になって、全く劣化しない二次
    あるいは三次コピーが出来るようになった。
    つまり今は原版を触ることなく、コピーを手に入れることが出来る。

    この辺も原版が持つ付加価値に目が行かなくなった原因かもしれないね

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    月刊『ゲームラボ』で「同人業界ジャーナル」連載中。その他、『オトナアニメ』『リスアニ!』などに寄稿。名前の出ない仕事も複数
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